日本酒の会 sake nagoya
「定例会」報告
日時:2015年8月21日(金)
場所:旬彩処かのう(名古屋市中区三の丸一丁目)
テーマ:「夏の酒ほか」
参加者:49名
今回のお酒(順不同)
銘柄 / 種別 / 使用米・精米歩合 |
製造 (産地) |
購入 価格 |
把握する 銘柄取扱店舗 |
参加者のコメント | 酒 № |
横山五十 純米大吟醸 フレッシュ生 山田錦 ・ 50% |
重家酒造 (長崎県) |
3,970 (1.8L) |
調査中 | ほぼ透明な酒色。微発泡で粘性がある。メロンの様なフルーティな香りがあり、先ず強い甘味を感じる。ジューシーで爽やか。 | 12 |
鍋島 吟醸Summer Moon 山田錦 ・ 50% |
富久千代酒造 (佐賀県) |
3,186 (1.8L) |
酒泉洞堀一 | ほぼ透明な酒色。フルーティで爽やかな香りがある。口に含むと甘味がすぐに感じられるが、甘過ぎることなくすっきりしている。旨味はシャープで控えめ。最後は苦味を残しながら切れる。 | 7 |
燦然 純米吟醸 朝日 袋吊り生原酒 朝日 ・ 55% |
菊池酒造 (岡山県) |
3,313 (1.8L) |
調査中 | ごく薄い黄金色の酒色。フルーティな香りとともに、口一杯に甘味が広がる。酸味はやや低調で中盤から苦みが顔を出す。温度によっては甘過ぎるかも。 | 10 |
土佐しらぎく 純米吟醸 微発泡おりがらみ 生 吟の夢 ・ 55% |
仙頭酒造場 (高知県) |
3,348 (1.8L) |
荒川酒店、富屋酒店、サケハウス | 微発泡で滓がらみ。爽やかな香りがある。ガス感が強いため、甘味も低く辛く、ドライに感じる。苦味を伴いながら素早く引いていく。 | 8 |
奥 夏かすみ吟醸生 夢山水 ・ 55% |
山崎合資 (愛知県) |
3,024 (1.8L) |
酒泉洞堀一、 シバタ、 知多繁など | 薄濁りで強く発泡し、果実感あふれるふくよかな香りがある。甘味、爽やかな酸味があり、爽快。辛味苦味が強く切れが良い。 | 5 |
日高見 夏吟 氷温貯蔵 国産米 ・ 50% |
平孝酒造 (宮城県) |
3,146 (1.8L) |
サケハウス、 富屋酒店、 あさい商店 | ほぼ透明な酒色。トロピカルフルーツのような香りがある。先ず爽やかな酸味、その後密度感のある甘味が感じられる。終盤は辛く、旨味もたっぷり。最後は苦味を伴い消えていく。全体に軽くさっぱりしている。 | 1 |
萩乃露 特別純米 十水仕込 雨垂れ石を穿つ 山田錦/吟吹雪 ・ 60% |
福井弥平商店 (滋賀県) |
2,916 (1.8L) |
酒泉洞堀一、オオタケ、知多繁 | ほぼ透明な酒色。穏やかで優しい甘味が口に広がる。酸味は程々でバランスが良い。旨味も十分で余韻が長い。 | 4 |
御前酒 菩提酛 特別純米 無濾過生酒 岡山県産米 ・ 60% |
辻本店 (岡山県) |
2,484 (1.8L) |
調査中 | ごく薄い黄金色の酒色。微かに華やかな香りがあり、甘味と酸味のバランスが良い。旨味は綺麗で軽めだが、余韻が長い。最後まで苦味を強く感じる。 | 9 |
豊潤 特別純米 国産米 ・ 60% |
小松酒造場 (大分県) |
2,808 (1.8L) |
オオタケ | ごく薄い黄金色の酒色。少し熟成感があり、木の香りやリンゴの香りがある。先ずかんきつ類を思わせる爽やかな酸が感じられ、その後、弱めの甘味が続く。旨味も少なめで軽く穏やかな飲み口。 | 2 |
常山 旬吟 香の栞 播州山田錦 ・ 60% |
常山酒造 (福井県) |
2,916 (1.8L) |
酒泉洞堀一 | ほぼ透明な酒色。少し木の様な香りがある。最初は水のようでその後微かに甘味を感じる。ドライでさっぱりしているが、やや平板かも。アルコール感が強く、終盤は強い苦みを伴い切れていく。 | 11 |
奥播磨 純米吟醸 深山霽月 生 26BY 兵庫夢錦/山田錦 ・ 55% |
下村酒造店 (兵庫県) |
3,515 (1.8L) |
シバタ、秋貞酒店、酒のきまた ほか | ほぼ透明な酒色。木の様な香りや醪の香りがある。微かに甘味を感じた後強いアルコール感や、やや平板な旨味を感じる。最後は強い苦みを感じさせながら切れていく。 | 3 |
川亀 純米 夏の川亀 国産米 ・ 60% |
川亀酒造 (愛媛県) |
2,592 (1.8L)) |
あさい商店 | ほぼ透明な酒色。香りは弱く甘味も少ない。あっさりして旨味も少なく水のよう。最後は苦味を感じさせながら切れていく。さっぱりしているが、あまりに平板かも。 | 6 |
五味
特徴
(注)この評価は、単に参加者の感想を集計したものであり、他意はありませんので、ご了承ください
(コメント)
「夏の酒他」お楽しみいただけたでしょうか。
夏ですので、さっぱり、あっさりというコンセプトは理解できるのですが、私には全体的にやや淋しく感じました。
私事ですが、今年の夏は夕活で勤務時間終了が早くなり、必然的に家飲み時間が長時間化。あっという間に夏が終わって、「ひやおろし」の季節となってしまいました。
「ひやおろし」とは、冬に絞った新酒が劣化しないよう一度火入れして貯蔵しておき、夏が過ぎ、外気と蔵内部の温度が同じぐらいになった頃、二度目の火入れをせず、つまり「冷や」のまま、大樽から樽に「卸し」て出荷したことから名付けられた名前です。
蝉の声もいつの間にか虫の声に代わりました。静かな秋の夜には味ののってきた「ひやおろし」がぴったりです。
さて、次回定例会のテーマは酒造好適米のひとつ、「愛山」。私は「愛山」という名前が何やら美味そうに思うのですが、実は「愛山」の名は、親品種名の「愛山117」と「山雄67」から一文字ずつ採ったもので、美味しさもロマンの欠けらもないネーミングです。「愛山」は溶けやすく雑味も出やすいのですが、上手く造ると独特の風味があるとのこと。皆さん是非確認してみてください。(T)
今月のテーマは「夏の酒ほか」。肴はポテトサラダからスタートです。
暑い夏でも、やっぱり日本酒ですね。
豚肉の冷しゃぶサラダです。
久しぶりに参加の酒友も。
鶏南蛮、タルタルソースを添えて。
仲良くピースサイン。
イワシめんたいフライです。
今日のお気に入りは、どのお酒?また、参加してくださいね。
最後は焼きそばでした。来月もよろしく!
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