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日本酒の会 sake nagoya 「定例会」の報告

日時:2016年6月17日(金)
場所:旬彩処かのう(名古屋市中区三の丸一丁目)
テーマ:「酒米いろいろ」
参加者:52名

 

今回のお酒(順不同)
銘柄
/ 種別
/ 使用米・精米歩合
製造
(産地)
購入
価格
把握する
取扱店舗
参加者のコメント
日高見
純米吟醸 生
短稈渡船 ・ 50%
平孝酒造
(宮城県)
4,320
(1.8L)
サケハウス、 富屋酒店、 あさい商店
ごく薄い黄金色の酒色。フルーティな香りが華やか。甘味が強いが程よい酸味もあり穏やかで優しくバランサがよい。後半は辛味や苦味が味を引き締める。甘いのにあっさりした印象。 11
日高見
純米吟醸 生
山田穂 ・ 50%
平孝酒造
(宮城県)
4,320
(1.8L)
サケハウス、 富屋酒店、 あさい商店
ごく薄い黄金色の酒色。華やかな香りがある。濃い甘味があるが、やや酸味が少なめ。温度によっては甘すぎるかも。 12
百春
特別純米酒 生原酒無濾過
美濃錦 ・ 60%
小坂酒造場
(岐阜県)
3,456
(1.8L)
オオタケ、酒泉洞堀一、丸内酒食品 微発泡。洋梨を思わせるフルーティな香りがある。メリハリの良い甘味、酸味があり、旨味もたっぷりでジューシー。爽やかで夏向きの印象。 4
赤武
純米吟醸 結の香
結の香 ・ 50%
赤武酒造
(岩手県)
3,888
(1.8L)
吉田屋 ごく薄い黄金色の酒色。僅かにミルキーな香りとフルーティな香りがある。柔らかで穏やかな甘味が印象的。甘味の割りに重くならず、ソフトな飲み口。 2
奈良萬
純米吟醸
酒未来 ・ 53%
夢心酒造
(福島県)
3,240
(1.8L)
酒泉洞堀一、吉田屋 ごく薄い黄金色の酒色。フルーティな香りがある。優しい甘味と程よい酸味があり穏やかでバランスが良い。中盤からは辛味が登場し、苦味を伴いながら終了する。 8
川鶴
特別純米 無濾過生原酒
オオセト ・ 55%
川鶴酒造
(香川県)
2,916
(1.8L)
松坂屋名古屋店、オオタケ ごく薄い黄金色の酒色。バナナのようなフルーティな香りがある。甘味に比べて酸味がやや強くさっぱりした印象。中盤からアルコール感を伴う辛味が強く、余韻を残しながら消えていく。 10
志太泉
純米吟醸 藤枝誉富士
誉富士 ・ 55%
志太泉酒造
(静岡県)
2,730
(1.8L)
秋貞商店、久田酒店、庄兼 ごく薄い黄金色の酒色。微かに柑橘系の香りがある。軽い口当たりでさらっとしている。終盤は強めの苦味を感じさせながら切れていく。 3
和心
純米酒 無濾過生原酒
朝日米 ・ 65%
難波酒造
(岡山県)
2,484
(1.8L)
丸内酒食品、森正商店 ごく薄い黄金色の酒色。華やかなトロピカルフルーツのような香りがあるが、口に含むとアルコール感や僅かな炭酸感でピリッと辛い。後半はあっさりと消えていく。

6

久礼
純米吟醸 槽口直詰 無濾過生原酒
吟の夢 ・ 50%
西岡酒造店
(高知県)
3,083
(1.8L)
オオタケ 微発泡。甘味は少なめでやや酸味が際立つ。軽い口当たりでフレッシュな印象。中盤には苦味が顔を出し、やや若いのか最後に渋みが残る。 9

純米吟醸原酒 生夢山水十割
夢山水 ・ 60%
山崎合資
(愛知県)
3,186
(1.8L)
松坂屋名古屋店、 酒泉洞堀一、 シバタ他 ごく薄い黄金色の酒色。ほのかにフルーティな香りがある。甘味は抑え目でやや酸味が感じられる。アルコール感が強くて辛く、余韻は長い。 1
大那
純米吟醸 瓶火入れ 一貫造り
五百万石 ・ 55%
菊の里酒蔵
(栃木県)
3,024
(1.8L)
富屋酒店 ごく薄い黄金色の酒色。僅かにミルキーな香りやバナナの香りがある。粘性があり抑えた甘味としっかりした酸味が身上。すっきりしており、最後は苦味で締めくくる。 7
虎変
特別純米
夢吟香 ・ 50%
金虎酒造
(愛知県)
3,240
(1.8L)
オオタケ 薄い黄金色の酒色。木の香りや接着剤のような香り、米の香りがあり、少し熟成香も感じられる。甘味や酸味は軽めですっきりした印象。最後に強めの苦味を感じる。今回のラインアップの中では異質でポテンシャルを発揮できなかったかも。 5


五味

特徴

(注)この評価は、単に参加者の感想を集計したものであり、他意はありませんので、ご了承ください

 

(コメント)
「酒米いろいろ」お楽しみいただけたでしょうか。聞いたことのない酒米のお酒がいろいろ登場しましたが、最後は山田錦の父親の「短稈渡船」と母親の「山田穂」のお酒が1位、2位という劇的な幕切れとなりました。この結果は偶然でしょうが、このような「劇的な幕切れ」と書けるような物語が私は大切と思っています。
例えば雄町は、伯耆国大山に参拝の帰路発見した穂から選抜。山田穂は吉川町の田中某が伊勢参りの際に伊勢山田で見つけた穂から生まれたと言われています。また亀の尾は冷害の年に3本だけ黄金色に実った穂から生まれたとか、酒未来は美山錦の…とか。
技術が向上し、マーケティングの発達により同じようなお酒が増えてくるでしょう。その中では、酒蔵から半径5キロ以内で作られた米を使うとか、一貫造りをするとか、様々な物語が違い(ひょっとすると同じお酒であったとしても)を際立たせます。酒米だけでなく、杜氏でも地域でも製法でも何でも良いのでしょうが、どのような物語(差異)を生み出していくかが大切なのです。
本当は山田錦よりよい酒米があるのかもしれませんが、造りやすさのような生産サイドの観点でなく消費サイドだけからいえば、山田錦の酒は美味いという名声という名の物語が、実は山田錦の美味さの本質かもしれません。
閑話休題、次回の定例会は「ROCKな酒」。暑い日にはキンキンに冷えたお酒が美味しいもの。ご期待ください。(T)

 

今月のテーマは「酒米いろいろ」。肴は石川バイ貝の煮付です。 愛知の酒米、わかりますか? 出ました!マグロの中落ち。さぁ、スプーンをもって各自ホジホジ。
日間賀島のジャコと三つ葉のだし巻き卵。 お酒の印象について意見交換。 和歌山ウルメイワシの丸干しです。
かのうさんのヒレカツは旨いんです。 ラベルをのぞき込んでます。このお酒のお米は何だろう・・・ 最後は焼きそばでした。来月もよろしく!
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