top>活動状況>定例会2019年>7月

日本酒の会 sake nagoya 「定例会」の報告

日時:2019年7月19日(金)
場所:旬彩処かのう(名古屋市中区三の丸一丁目)
テーマ:「夏の酒」
参加者:50名

 

今回のお酒(順不同)
銘柄
/ 種別
/ 使用米・精米歩合
製造
(産地)
購入
価格
把握する
取扱店舗
参加者のコメント
栄光富士
純米大吟醸 無濾過生原酒 七星
出羽の里 ・ 50%
富士酒造
(山形県)
3,240
(1.8L)
調査中
ごく薄い酒色。甘いイチゴの香りやパインやバナナの香りがあり華やか。強い甘味の後酸味も感じられ濃厚。最後は甘味・旨味の長い余韻が僅かな渋味とともに続く。やや飲み疲れるかも。 9
黒牛
純米酒 夏酒 原酒
山田錦 ・ 50%/60%
名手酒造店
(和歌山県)
2,970
(1.8L)
酒主人
ごく薄い酒色。微かにフルーティな香りがある。ほんのりした甘味とバランスの良い酸味できれいに遷移して重くならない。最後は心地よい苦味・渋味で締めながらキレる。しっかりした酒質ながら飲み疲れない一本。 11
神雷
純米酒 夏生原酒
広島県産八反錦 ・ 60%
三輪酒造
(広島県)
3,050
(1.8L)
調査中
ごく薄い酒色。微かにフルーティな香りがある。甘味・酸味・辛味がバランスよくさらっとした優しい飲み口。最後は旨味を残しながら消えていく。やや気になる匂いがあるかも。 12
三連星
純米吟醸 無濾過生原酒 おりがらみ
滋賀県産山田錦 ・ 55%
美冨久酒造
(滋賀県)
3,564
(1.8L)
オオタケ、 吉田屋 微かにオリがある。ナシやイチゴを思わせる香り、酒かすの香りがある。濃厚な甘味が中心にあり、酸味や旨味は控えめ。最後は苦味で引き締める。よく冷やして楽しみたい。 3
白木久
特別純米酒 銀シャリ 無濾過生原酒
京都丹後産ササニシキ ・60%
白杉酒造
(京都府)
3,024
(1.8L)
オオタケ、 酒泉洞堀一 うすい黄金色の酒色。微発泡。バナナやブドウの甘い香りがある。やや酸味の印象が強く、辛くてドライ。最後は苦味がコクを感じさせる。 2

特別純米 INDIGO 若水60 中取り
群馬県産若水 ・ 60%
聖酒造
(群馬県)
2,700
(1.8L)
調査中 ごく薄い酒色。微かな発泡感がある。僅かにメロンのような香りがあり、レモンを思わせる爽やかな酸味が快い。重くならず軽快に消えていく。 6
竹葉
純米吟醸 冷美酒
石川門 ・ 55%
数馬酒造
(石川県)
3,240
(1.8L)
吉田屋 ごく薄い酒色。僅かに乳製品の香りがある。濃厚な甘味と落ち着いた酸味がほど良い。中盤からは苦味を感じさせながら旨味の余韻が続く。やや濃厚な印象。よく冷やして楽しみたい。 8
七水
Summer Suikaラベル
ひとごこち ・ 55%
虎屋本店
(栃木県)
2,700
(1.8L)
調査中 ごく薄い酒色。ヨーグルトの様な香りがある。柑橘系の酸味が強く感じられ甘味は少ない。スッキリしてさっぱりした印象。最後はスッキリ切れていく。

7

南部美人
Breezy~微風~
国産米 ・ 55%
南部美人
(岩手県)
2,700
(1.8L)
吉田屋、 サケハウス、あさい商店 ごく薄い酒色。バナナやヨーグルトのような香り、穀物の香りがある。軽い甘味と酸味で軽快で爽やか。透明感を感じさせながら後半はスッキリと消えていく。 4
神亀
手造り純米酒 生酒
阿波山田錦 ・ 55%
神亀酒造
(埼玉県)
3,300
(1.8L)
ごとう屋、 酒屋はやし、 知多繁ほか ごく薄い酒色。メロンの香りや接着剤が思わせる香りがある。やや辛口でバランスのとれた味わい。中盤からしっかりした苦味がコクを感じさせる。 5
明鏡止水
夏純米 日本の夏
国産米 ・ 60%
大澤酒造
(長野県)
2,592
(1.8L)
酒主人、 荒川酒店、 サケハウスほか ほぼ透明の酒色。優しい甘味と中盤からの爽やかな酸味ですっきりさっぱりしている。旨味は軽く線が細い印象で夏酒を意識。まとまり良くきれいに消えていく。 10
葵天下
限定純米吟醸 生酒 特撰特醸 山田錦
兵庫県産山田錦 ・ 55%
山中酒造
(静岡県)
3,130
(1.8L)
調査中 ごく薄い酒色。香りは弱い。甘味は低くきれいな酸がバランスよく寄り添う。辛くてシャープ。最後は苦味をきかせながらきれいに引いていく。 1

五味

特徴

(注)この評価は、単に参加者の感想を集計したものであり、他意はありませんので、ご了承ください

(コメント)

「夏の酒」お楽しみ頂けたでしょうか。濃厚なお酒もありましたが、旨味はありながらもさっぱりしたお酒もありなかなか楽しめました。
ところで先日、気になる蔵を確認に鳥取まで旅行しました。
蔵で全種類試飲したのち蔵経営の古民家風の居酒屋に場所を移し、純大、大吟、特純、純米…と様々なグレードのお酒と季節ならではのイカの刺身やチーズを使った料理など大いに楽しみました。ただ一つ残念だったのは、酒盃。冷酒用の徳利とセットのガラスの盃が厚手だったのです。確かに薄い盃だと食洗器を使うと欠けやすいので厚手なのでしょう。しかしこの盃では酒のエッジが立たず、随分もったいない思いをしました。
本質を見極めることが大切。よく言われることです。しかし、実際はたった一つの盃で印象は変わってしまう。世の中見せ方、伝え方まで手を抜いてはいけないことを改めて気づかされた一夜でした。
さて、次回は「夏の酒Part2」。今年は少し涼しい夏です。8月第三週の金曜日はどうなっているのやら。(T)



今月のテーマは「夏の酒」。肴はししゃもの味醂干しからスタートです。


今回も多くの新人さんが参加してくれました。


かのうさん自家茹でのタコです。


サバの浜焼きです。


夏酒も色々ありますね。


〆は信州の十割蕎麦です。来月もよろしく!

戻る