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日本酒の会 sake nagoya 「定例会」の報告

日時:2022年2月18日(金)
場所:旬彩処かのう(名古屋市中区三の丸一丁目)
テーマ:「20周年」
参加者:23名

 

今回のお酒(順不同)
銘柄
/ 種別
/ 使用米・精米歩合
製造
(産地)
購入
価格
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銘柄取扱店舗
参加者のコメント
浪乃音
純米大吟醸【渡船】斗瓶取り
渡船 ・ 50%
浪乃音酒造
(滋賀県)
5,500
(1.8L)
オオタケ、 あさい商店、 酒のきまた
透明の酒色。フルーティな香りがある。濃厚で緻密な甘味とアルコールのボリューム感が印象的。中盤には苦味を中心にコクが作られしっかりした飲み口で存在感を感じる。濃厚ではあるが透明感も感じる一本。 5
初亀
純米大吟醸 亀
兵庫県産山田錦 ・40%/35%
初亀醸造
(静岡県)
13,750
(1.8L)
リカーワールド21シバタ、 森正商店、 酒のきまた 他
薄い黄金色。バナナ、パインのような香りが上品に広がる。ほんのりした甘味、抑え目の酸味が、強めのアルコール感で軽いながら辛味を感じる。後半は体温で旨味がじんわり広がりきれいにすっと引いていく。上品できれいな日本酒の典型。 1
七本鎗
純米大吟醸 玉栄
滋賀県産玉栄 ・ 45%
冨田酒造
(滋賀県)
5,940
(1.8L)
中島屋、 森正商店、 オオタケ
ごく薄い黄金色。ブドウの香り、接着剤のような香りがある。ほんのりした甘味とスッキリした酸味を感じる。低温では旨味が乏しくきりっとした辛味ばかりだが、温度の上昇と共に軽い旨味を感じる。食中酒向き。もう少し熟成させて楽しみたい。 4
義侠
純米原酒60%
兵庫県東条産特A地区山田錦 ・ 60%
山忠本家酒造
(愛知県)
3,630
(1.8L)
サケハウス、 リカーワールド21シバタ、 知多繁 他 ごく薄い黄金色。僅かに粘性がある。米の香り、微かにバナナのような香りを感じる。熟成からくる甘味のあと、強めのアルコール感、ぐっとくるコクを感じる。最後は薬草の様な苦味で締めくくる。 2
磯自慢
大吟醸
兵庫県特A地区東条秋津産特上新米山田錦 ・ 45%
磯自慢酒造
(静岡県)
8,800
(1.8L)
やすだや ほぼ透明な酒色。ごくわずかにブドウ、パインの香りがある。僅かに甘味があり、透明感を感じる酒質。あっさり、さらっとしながら苦味をしっかり感じさせながら切れていく。バランスよく爽やかだが、ややあっさりしすぎている印象。 3
菊姫
大吟醸 平成五年度
兵庫県三木市吉川町(特A地区)産山田錦 ・ 50%
菊姫合資
(石川県)
20,953
(1.8L)
調査中 黄金色の酒色。丁寧な熟成によるハチミツのような甘い香り。熟成による甘味、濁りのない旨味を感じる。熟成感と透明感の並立するバランスの良い稀有な一本。常温、人肌に温め中華料理に合わせてみたい。 6

五味

特徴

(注)この評価は、単に参加者の感想を集計したものであり、他意はありませんので、ご了承ください

(コメント)
今回のお酒はsaka nagoya20周年ということで蔵見学に伺った蔵のお酒が登場しました。この中で菊姫さんだけはお邪魔していませんが、農口杜氏が醸したご縁でセレクトとのこと。こうして並べると錚々たる蔵ばかりで一寸恥ずかしくもなるのですが、一般消費者の私たちを受け入れ、様々なことを教えていただいたことに改めて感謝申し上げます。
20年前、桜華会館の貸会議室で産声を上げ、旬彩処かのうさんにお世話になるようになり、随分長い時間が経ちました。
様々な出会いがあり、メンバー同士で結婚された方もいらっしゃいますし、反対に亡くなった方もいらっしゃいました。
参加する私たちは、いつものように第三金曜日にかのうさんに集い、そして家路を急ぐのですが、各地で開催されているそれぞれの会はいつもあるわけではありません。20周年にあたり毎月の定例会を大切に思い、会場を提供いただいているかのうさんを始め、会にまつわる様々な方に感謝したいと思います。
お米作るのにはよく八十八の手がかかっているといいます。日本酒は八十八の上にどれだけ手が加わっているのか。改めて日本酒との出会い、そして人との出会いを大切にしていきたいと思います。
さて次回は気になるお酒。dancyu3月号では日本酒は新しい時代を迎えているとありました。どんなお酒が登場するかご期待ください。(T)



今月のテーマは「20周年」。肴はレンコンのきんぴらからスタート。


伊勢マグロ。


ベビーホタテの酒蒸し。


金目鯛の煮付け。


蕪のお漬物。


生牡蠣とあおさのりの茶漬け。来月もよろしく。

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