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日本酒の会 sake nagoya
「定例会」報告

日時:2022年3月18日(金)
場所:旬彩処かのう(名古屋市中区三の丸一丁目)
テーマ:「気になるお酒」
参加者:22名

 

今回のお酒(順不同)

銘柄
/ 種別
/ 使用米・精米歩合
製造
(産地)
購入
価格
把握する
銘柄取扱店舗
参加者のコメント
鍋島
New Moonしぼりたて生酒 純米吟醸 原酒
雄山錦 ・ 50%
富久千代酒造
(佐賀県)
3,410
(1.8L)
酒泉洞堀一 ほぼ透明な酒色。微発泡。梨の様な甘い香りがある。甘味が強いが炭酸感と程よいアルコール感でスッキリした飲み口。中盤からは快い苦味がコクを感じさせる。甘味+αの魅力的な1本。 2
花陽浴
浴純米大吟醸 無濾過生原酒 おりがらみ
八反錦 ・48%
南陽醸造
(埼玉県)
4,200
(1.8L)
酒泉洞堀一、 荒川商店 微かな濁りがある。僅かに粘性がある。パイン、ヨーグルトの様な酸っぱい香りがある。先ず。甘酸っぱさを感じさせ、苦味で締めていく。中盤からはやや淋しく平板な印象。 3
而今
特別純米 にごり酒 生
山田錦/五百万石 ・ 60%
木屋正酒造
(三重県)
3,300
(1.8L)
酒泉洞堀一 白濁。発泡感がある。微かにブドウの様な香りがある。エレガントな強い甘味と炭酸のピリピリした刺激が美味しい。甘過ぎるという意見も。 6
榮川
豊醸感謝祭 會津龍が沢 純米大吟醸 うすにごり生原酒
福島県産夢の香 ・ 50%
榮川酒造 磐梯工場
(福島県)
3,300
(1.8L)
調査中 微かな濁りがある。微発泡。ブドウのようなフルーティな香り、醪の香りがある。密度感のある濃厚な甘味と程よい酸味でバランスが良い。後半はコクを感じさせながら甘い余韻が続く。 1

純米吟醸 生酒
群馬県渋川市北橘町産五百万石 ・50%
聖酒造
(群馬県)
3,080
(1.8L)
酒泉洞堀一 ほぼ透明な酒色。微発泡。ブドウはパインの様な香りがある。シロップの様に甘いが、僅かな酸味でフレッシュな印象。甘いながらすっきりしており、快い苦味を中心にキレ感を作る。 4
七本鎗
純米酒 限定活性にごり酒
滋賀県産玉栄・ 60%
冨田酒造
(滋賀県)
3,300
(1.8L)
中島屋、 森正商店、 オオタケ 白濁。発泡感がある。醪の香り、ミルキーな香りがある。スッキリした辛味、カルピスの様な酸味でキリッとしている。中盤には体温で甘味や旨味が広がり、苦味の中に消えていく。食中酒向き。 5

五味

特徴

(注)この評価は、単に参加者の感想を集計したものであり、他意はありませんので、ご了承ください

(コメント)

「気になるお酒」お楽しみいただけたでしょうか。今回は発泡感のあるフレッシュなお酒の様々な表情を楽しむことができました。
さて、私事ですが、先日新潟ウエストコーストまでワインとフランス料理を楽しみに行ってきました。今回は飲み比べではなく、地元食材を使った料理の一つ一つに土壌や気候の特色が凝縮されたワインを一種類ずつペアリングするコースでした。ペアリングがドンピシャかというと良く分からないというのが本音ですが、ブドウの種類だけでもアルバリーニョ、シャルドネ、カベルネソービニヨン、ピノ、メルローと豊富で、一寸日本酒では味の幅を作ることが難しいなと思いました。
近頃日本酒でも、地元の気候風土を意識したテロワールを重視したお酒が多くなってきたように感じます。たまたま今飲んでいる「風の森」では秋津穂、露葉風を特色ある仕込み水で仕込み地元奈良というテロワールを意識しながら、更には室町時代の菩提酛、諸白まで時間軸を広げ、立体的な物語を紡ぎだしています。
新潟ウエストコースには砂地というテロワールだけでなく、この土地が見いだされ、5軒のワイナリーが根付いたというパイオニアとしての物語が、美味しいに加えてありました。このことが私を新潟まで引っ張り出しました。
日本酒にもテロワールもあればそれぞれの蔵に物語もあります。もっと上手くこのことを消費者に伝えることができれば…とぽんしゅ館ですっかり出来上がった頭で考えた新潟旅行でした。
閑話休題、次回のテーマは「今、飲みたいお酒」。どんなお酒が登場するかお楽しみに。(T)

 


今月のテーマは「気になるお酒」。肴は菜の花とホタルイカ 辛子酢味噌和えからスタート。


牛スジの土手煮。


ヒレ肉の串カツ キャベツを添えて。


蛤のお吸い物。


最後は、ちらし寿司。来月もよろしく。

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