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日本酒の会 sake nagoya
「定例会」報告

日時:2025年4月18日(金)
場所:和食処 おか 1階(名古屋市中区丸の内三丁目)
テーマ:今、飲みたいお酒
参加者:30名

 

今回のお酒(順不同)

銘柄
/ 種別
/ 使用米・精米歩合
製造
(産地)
購入
価格
(容量)
把握する
銘柄取扱店舗
参加者のコメント
寒菊
/Pray for Noto 純米大吟醸/愛山40 あら&せめ無濾過生原酒
/兵庫県産ASK愛山 ・ 40%
寒菊銘醸
(千葉県)
5,500
(1.8L)
酒泉洞堀一 ごく薄い黄金色の酒色。微かに炭酸感がある。イチゴや綿菓子、パインのような甘い香りがある。しっかりした甘味、控えめな酸味があり 微かなコク感が続く。濃厚で甘い余韻が続く。 7
二兎
/純米吟醸 出羽燦々五十五 生
/出羽燦々 ・ 55%
丸石醸造
(愛知県)
3,850
(1.8L)
酒泉洞堀一、 オオタケ、 荒川商店、 酒正 透明な酒色。僅かにミルキーな香りを感じる。甘味と酸味のバランスが良く、すっきりしながらも味幅のある味わい。最後はほろ苦さを残しながら消えていく。 2
而今
/純米吟醸 八反錦 生
/広島県産八反錦 ・ 50%
木屋正酒造
(三重県)
4,180
(1.8L)
酒泉洞堀一 透明な酒色。リンゴやグリーンを思わせる香りがある。甘味はしっかりしているが、炭酸感とヨーグルトを連想させる強めの酸味がすっきり感や爽やか感を感じさせる。きれいで透明感があり、丁寧な造りを思わせる。 9
一白水成
/純米吟醸 生酒
/五城目町酒米研究会産吟の精 ・ 50%
福禄寿酒造
(秋田県)
3,740
(1.8L)
酒泉洞堀一 ほぼ透明な酒色。フルーティで華やかな香りがある。しっかりした甘味と落ち着いた酸味を感じる。優しい味わいでバランスが良い。最後ははっきりとした苦味を感じる。 1
仙禽
/モダン 生酛 無濾過生原酒
/ドメーヌさくら・減農薬山田錦 ・ -
せんきん
(栃木県)
3,630
(1.8L)
オオタケ、 富屋酒店、 酒泉洞堀一 透明の酒色。リンゴやバナナの香りがある。爽やかな酸味が印象的でジューシー。さらっとした飲み口ですっきり切れていく。食中酒向き。 6
飛露喜
/特別純米 無ろ過生原酒
/国産米 ・ 55%
廣木酒造
(福島県)
3,300
(1.8L)
調査中 ごく薄い黄緑色の酒色。パインやライチの香りがある。程よい甘味と瑞々しい酸味がありジューシー。程よいコク感を感じさせた後、終盤はすっきり切れていく。 5
敷嶋
/夢山水 特別純米 無濾過生原酒
/愛知県産夢山水 ・ 60%
伊東
(愛知県)
3,630
(1.8L)
オオタケ、 丸内酒食品、 富屋酒店 ほか ごく薄い黄金色の酒色。微かに炭酸感がある。厚みのある酸味の後に甘味を感じる。比較的旨味は少なめで穀物のニュワンスを感じる。辛味や苦味もしっかりして切れ感もある。やや重厚な印象。 8
村祐
/本生 清酒
/国産米 ・ -
村祐酒造
(新潟県)
3,520
(1.8L)
調査中 ごく薄い黄金色の酒色。白ぶどうやメロンの香り、香ばしい香りがある。柔らかくきれいな甘味が口中に広がり、すっきりした淡麗な味わい。終盤の上品なほろ苦さが心地良い。 4
十石
/祝 純米吟醸
/京都府産祝 ・ 60%
松山酒造
(京都府)
3,630
(1.8L)
酒泉洞堀一 薄濁り。微発泡。甘味酸味のバランスが良く優しく穏やか。旨味はしっかり感じられるが、コクは弱めで最後は苦味や渋味をしっかり感じる。 10
天の戸
/美稲 特別純米酒 すっぴんささにごり 生
/秋田県産酒造好適米 ・ 55%
浅舞酒造
(秋田県)
3,300
(1.8L)
調査中 ごく薄い濁り。僅かに接着剤のような香り、メロンのような香りがある。先ず辛味とハッキリした酸味を感じる。中盤には甘味が顔を出すが、終盤は苦味・渋味で切れていく。 3

(注)この評価は、単に参加者の感想を集計したものであり、他意はありませんので、ご了承ください

(コメント)

「気になるお酒」お楽しみいただけたでしょうか。
さて、参加者の皆さんはお酒を「百薬の長」と思って楽しんでいらっしゃるのでしょうか。
WHOはFact sheetsの中で
「リスクのないアルコール摂取の形態はありません。低いレベルの摂取でさえ、いくつかのリスクを伴い、害を及ぼす可能性があります。」と述べています。ここでいう「害」とは癌のような疾病だけでなく、うつ病などのメンタル不調、妊娠中飲酒による胎児への影響、果ては酔っぱらっての暴力や自殺まで。WHOは厳しくその害悪と社会的なコントロールの必要性を指摘しています。
酒徒の私としては何とかポジティブな情報を集めようとするのですが、中々そんな情報はありません。
随分前にNHKで進化の必要性から酒を主食とする民族がいることが紹介されました。近頃この民族を紹介する本が出版されました。紹介されたエチオピア南部に住むデラシャ人という民族は成人だけでなく子供や病人、妊婦まで一日中飲み続けています。著者の高野秀行氏はこの民族の集落に一週間ほど滞在して実態調査をしたということです。紙幅の都合上 端折ると、その民族は朝から晩まで食事のかわりにお酒を飲みほろ酔いで仕事をしているようです。しかし、著者が見る限りは特に病人が多いとか、発育が良くない子供が多いとかいうようなこともなく、寧ろ周辺民族と較べて背が高く、がっしりした人が多い印象だったということです。また地域の病院(スタッフは270人。大きな病院だ!)の医師に確認しても特に健康上問題はないと言っていると報告しています。
著者はWHOの見解について、食生活全体を見る観点が欠落していると批判します。現地で撮影された写真は楽しそうな笑顔(ああ酔っ払いだ)で一杯。果たして本当に体に良いのか悪いのか。このことについてはデラシャ人に関する疫学的調査を待ちたいと思います。
さて、閑話休題。次回の定例会、どんなお酒が登場するか皆様ご期待下さい。(T)

 


美味しいものイロイロ


お刺身3種


シュウマイ


串焼き


つくね団子


ソーセージ


揚げ物2種

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