【各テーブルの蔵持参銘酒による歓談】
筆者のNo.1テーブルの蔵は甘強酒造。大崎さんが「四天王」を持参された。
見たところ普通のラベルである。飲んでみて驚いた。上品な立ち香、落ち着いた嫌味のないふくらみがあり、後口も大変良い。周囲の拘りの仲間も美味いという。
大崎さんに種明かしをしていただくと、ラベルは「上撰 四天王 本醸造」のものが貼ってあるが、中身は大吟醸の雫取りだそうである。
「大吟醸 四天王 長春」も飲ませていただいたが、いずれも美味い。
雫取りは豊かなふくらみがある、女性に例えれば豊かな大人の女性、長春はふくらみはあるが雫取りに比べれば細めの美人。長春はヤブタで搾ったものだそうである。
今年の松坂屋の愛知の地酒フェアでも甘強酒造さんは利かせていただいたが、このクラスのものは無かった。甘強酒造と言えば、味醂であるが、大吟醸はやはり美味い。このような会ならではの発見である。
No.1テーブルに予めセットされていた銘酒達。
左から、原田酒造「衣が浦 若水 特別純米」
丸一酒造「ほしいずみ 大吟醸」
福井酒造「四海王 純米吟醸 真」
渡辺商店「平勇正宗 特別純米」
途中から誰かが何処からか調達してきた「吟」。
角、刺激、五味、臭を取り去った自然な姿、調和の取れた味わいである。
＜今日の料理＞
ホテルで行われる日本酒のイベントは、料理のコーナーでブッフェ形式の料理を提供されることが多いが、今日は各人それぞれにコースとして提供される。
料理と利き酒に混乱が生じることもなく、穏やかに料理を楽しみ、お酒を味わうことが出来る。常々斯うして欲しいと思っていたことが実現されているところに主催者のセンスの良さが感じられる。
料理は品書きがないので、詳しいことは不明だが概略記載する。
帆立の刺身 菜のお浸し添え 真ん中のソースは梅肉だったか？
蒸し海老のスモークサーモン巻き
甘エビの刺身とクリームソース
鴨肉の燻製
帆立、白身魚のすり身の寄せものの空豆添え
魚（鰆？）のソテーのサヤエンドウ添え
留めのちらし寿司
全8品らしいので、途中各蔵のブースを回っていたので、一品撮り忘れているようである。
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