top>体験報告>2008/5/30

 

2008/5/30 「愛知県酒造技術研究会発足50 周年 愛知の地酒と杜氏を囲む会」に参加した。

【第2部 酒造メーカーの利き酒】

第2部は各蔵のブースを回って、自由に出品されている銘酒を利くことが出来、蔵元および杜氏と親しくお話しすることが出来る。
酒を利き、お話をしていると24場すべて回ることは出来ないが、やむを得ない。
以下は筆者が回り、写真を撮らせていただいたブースである。

  • 山崎(資) 尊皇



    ラベルが紫の「幻々」は通常見るものだが、兵庫県産山田錦の「幻々」シリーズは、他に白ラベルと黒ラベルがある。
    白ラベルは、雫取り大吟醸の原酒である。裏には限定100本のうち1本と明記されている数量希少特別限定品である。



    黒ラベルは精米50%の純米大吟醸原酒である。
    価格は、白、紫、黒の順である。白は黒の約2倍の価格であるが、品格はその通りあるいはそれ以上の差がある。


    尊皇・幻々の山崎社長。

  • 初夢桜

    杜氏さんは来られていないが、夢山水の大吟醸は初夢桜である。

     

  • 関谷醸造本社蔵


    左から「特別純米 可(べし) 夢山水」
    特別純米だが中身は吟醸酒の品の良さ軽さを持っている。夢山水が嬉しい。
    「純米大吟醸 美 山田錦」 空が手に入らない場合は、美がある。
    「蓬莱泉 特別本醸造 人生感意気(じんせいいきにかんず)」蓬莱泉の低価格帯の酒は侮れない。別撰、秀撰、玉桂いずれもお薦めの晩酌御用達である。

  • 東春酒造

    愛知県杜氏組合時代からの生き字引大倉先生の蔵である。


    左から「東龍 大吟醸」「東龍 特別本醸造 秘蔵 山廃仕込み」
    「東龍 純米大吟醸」「特別純米 龍田屋」
    どの酒質の酒もオーソドックスに造られている。
    此処には無いが、この春にいただいたある酒店のPB「東龍 双白鷺 ささにごりの生酒 純米大吟醸」も穏やかなまったりとした良い佇まいの酒であった。

  • 関谷醸造 ほうらいせん吟醸工房


    左 「ほうらいせん吟醸工房 一念不動 特別純米酒」
    右 「ほうらいせん 一念不動 純米大吟醸」
    赤ラベルは、1年熟成の山田錦35%精白の純米大吟醸、稲武工場の最高級酒。
    「空」同様に入手が難しいのが問題。

  • 清洲桜醸造 清洲城信長


    清洲桜と言えば紙パック「鬼ころし」のプレゼンスが大きく、また新たに戦略的な紙パック「隠し吟醸」がコンビニチャネルで発売されているが、清洲桜は上級酒も美味しい。
    最早、紙パックの中身は低価格低級の時代ではなく低価格中級もしくは低価格高級の時代である。「隠し吟醸」は旅のお伴に最高である。

  • 東洋自慢酒造


    左 「東洋自慢 純米原酒 風流宴船」 五百万石(北陸)60% 協会901号の酒。
    右 「東洋自慢 山廃仕込み純米酒 犬山城」 ラベルはお土産品的印象であるが、中身は兵庫山田錦を50%使用した蔵付き酵母の山廃仕込みの拘りの酒である。

  • 浦野酒造 菊石


    この春の松坂屋地酒フェアで注目した「菊石」であるが、矢張りというか成る程というか、
    今年の5月9日に審査終了した平成19酒造年度全国新酒鑑評会で金賞受賞したとのことである。
    4月5日の浦野酒造の蔵開放は花見日和の長閑な日になり、蔵の庭の桜は満開で、集った人々は楽しそうに時を過ごしていた。今年の菊石は春満開である。

<参考>

平成19酒造年度 全国新酒鑑評会 入賞酒一覧表

  • 入賞酒とは、優秀と認められたものです。
  • 金賞酒(☆印)とは、決審において特に優秀と認められたものです。
    2は山田錦を使用した出品酒の第2分野。

[愛知県分]
東龍 東春酒造株式会社 2
神の井 神の井酒造株式会社 ☆ 2
四海王 福井酒造株式会社 2
徳川家康 丸石醸造株式会社 ☆ 2
孝の司 合資会社柴田酒造場 2
國盛 中埜酒造株式会社 國盛蔵 ☆ 2
ほしいずみ 丸一酒造株式会社 2
白老 澤田酒造株式会社 ☆ 2
金紋ねのひ 盛田株式会社 小鈴谷工場 ☆ 2
雲井 株式会社山忠新家 ☆ 2
四天王 甘強酒造株式会社 ☆ 2
相生乃松 相生ユニビオ株式会社 2
菊石 浦野合資会社 ☆ 2

【第3部 お楽しみ会】

参加杜氏が抽選カードを引いて、参加者にお酒をプレゼントする趣向であるが、残念ながら、筆者は当たらなかった。報告できるのはそれだけである。

盛りだくさんの内容に2時間は瞬きの間に過ぎ去り、終宴の時を迎えてしまった。
早く帰る人、杜氏との語らいに終わりきれない人、ブースの残り酒をいただく人、人様々の中名残惜しいが、引き上げることとした。

会場に来る途中、偶々桜通で遭遇した愛知県農業技術研究(夢山水・若水の酒造好適米)の権威藤井先生に遭遇し、遠山会長と23時に逢うことになっているとお聞きした「いちい」に行くが、当然満席で入りきれない。
やむなく、N氏とMさんと筆者は、N氏から予てお聞きしていた会員制日本酒バーに連れて行っていただいた。
営業時間2時間、客席数6席の会員制日本酒バー、名古屋にもこんなお店があるのであった。勿論、この夜N氏の紹介により会員登録を済ませたのであるが、この報告には馴染まないので、此処までである。

斯くして、昨年来の念願の大イベントに参加した満足の花の金曜日は終わったのである。

(報告 Y)

 

 

〔戻る〕