日本酒の会 sake nagoya
「定例会」報告
日時:2013年2月15日(金)
                    場所:旬彩処かのう(名古屋市中区三の丸一丁目)
                    テーマ:燗酒
                    参加者:42名
今回のお酒(順不同)
| 銘柄 / 種別 / 使用米・精米歩合 | 製造 (産地) | 購入 価格 (容量) | 把握する 銘柄取扱店舗 | 参加者のコメント | 酒 № | 
| 黒牛 /純米吟醸 /山田錦・50% | 名手酒造店 (和歌山県) | 3,567 (1.8L) | 酒主人 | 燗:微かな黄金色の酒色。フルーティな香りがある。甘味とともに酸味もありバランスがよい。旨味もたっぷりあり上品な辛味でスッパリと切れる。 | 11 | 
| 鰺ヶ澤 /純米吟醸 /華想い・50% | 尾崎酒造 (青森県) | 3,349 (1.8L) | 調査中 | 燗:やや黄金色の酒色。フルーティな香りと強い甘味がある。酸味や辛味が少なくややメリハリに欠ける感じもするがスッキリしている。 | 9 | 
| 小鼓 /花小鼓 /-・65% | 西山酒造場 (兵庫県) | 1,974 (1.8L) | 調査中 | 燗:ほぼ透明な酒色。ナッツ様の香りと強い甘味が口中に広がる。酸味は少なくまろやかな飲み口。最後は苦味が締めくくる。 | 4 | 
| 萩乃露 /上撰 /玉栄、日本晴・70% | 福井弥平商店 (滋賀県) | 1,670 (1.8L) | 酒泉洞堀一、オオタケ | 燗:透明の酒色。香りが低く甘味がある。バランスはよいが、ややインパクトに欠けあっさりしている。苦味がやや残る。 | 1 | 
| 龍力 /特別純米生酛仕込み /山田錦・65% | 本田商店 (兵庫県) | 3,150 (1.8L) | 名古屋三越 | 燗:微かな黄金色。香りがあり、甘味酸味とも強く旨味もたっぷり。メリハリのある味だが、後口はさっぱりして切れがよい。 | 8 | 
| 麒麟山 /ブラックボトル本醸造 /五百万石・こしいぶき・60% | 麒麟山酒造 (新潟県) | 2,100 (1.8L) | オオタケ、 酒のつぼい、 The 蔵 | 燗:透明の酒色。微かな吟香の後、強い甘味を感じる。酸味は少なく丸みを感じる。切れもよい。 | 5 | 
| ひこ孫 /純米酒 /阿波山田錦・55% | 神亀酒造 (埼玉県) | 3,465 (1.8L) | 酒屋はやし、ごとう屋、知多繁 | 燗:微かな黄金色の酒色。熟成香と少し乾いた香りがある。甘味が最初に感じられ裏打ちする酸もあるが、全体的に軽い印象。最後は苦味を伴いスッキリ切れる。 | 10 | 
| 東薫 /純米吟醸辛口無濾過瓶火入 /総の舞・55% | 東薫酒造 (千葉県) | 2,730 (1.8L) | 調査中 | 燗:ほぼ透明な酒色。香りが高く甘味酸味のバランスがよい。旨味が強くおいしいが、燗にするにはアルコールが高目か。苦味があり切れがよく、端正な印象。 | 6 | 
| 群馬泉 /山廃本醸造 /若水、朝の光・60% | 島岡酒造 (群馬県) | 1,860 (1.8L) | 富屋酒店 | 燗:やや黄金色の酒色で熟成香と少し木香のような香りがある。やや酸味があり、苦味や渋味もある。最後はさらりと切れていく。 | 2 | 
| 花垣 /昔、お祖父さんの飲んだ酒 山廃本醸造 /五百万石他・60% | 南部酒造場 (福井県) | 1,890 (1.8L) | 調査中 | 燗:黄金色の酒色。木の様な香りがあり、酸味が印象的でスッキリ飲ませる。ややアルコール感が前にでているかも。 | 3 | 
| 竹鶴 /雄町純米 20BY /雄町・70% | 竹鶴酒造 (広島県) | 2,730 (1.8L)) | 富屋酒店 | 燗:熟成した濃い酒色。熟成香があり、甘味は少なく荒々しい酸が印象的。意外と旨味は少ない印象で渋みが感じられる。 | 7 | 
五味
                    
特徴
                    
(注)この評価は、単に参加者の感想を集計したものであり、他意はありませんので、ご了承ください
(コメント)
燗酒お楽しみいただけただろうか。
                    「どっしりした純米酒」という言葉がある。よく『おいしんぼ』で見かけた言葉だ。かれこれ30年ほど日本酒を飲んできたが、いつも基本としてきたのは一昔前の菊姫の味である。雑味なのか旨味なのか、毎回その境目を試すような酒をよく飲んできた。その味はふくらみとこくを兼ね備えた味で、正に「どっしり」に相応しいものだった。いつもそんな酒を冷で飲んでいた。しかし、今回、特に純米酒の象徴のようにいわれる銘柄を唎いて自分が純米酒を誤解していたことがよくわかった。軽い、軽いのである。私は難しい顔をして飲むことが多いが、改めて、人と話でもしながら楽しく飲むことのできる食事にあう軽快な酒の魅力を確認させてもらった。
                    さて、次回は「dantyuの酒」。学生時代お世話になったあの銘柄が登場するのか。参加の皆様とともに、次回の定例会を楽しみに待ちたい。(T) 


                    今月のテーマは「燗酒」。肴はサメの煮凝りからスタートです。

                    お酒はデキャンタごと燗をつけます。

                    ぶり大根ならぬサバ大根です。

                    カキフライです。旨いです。

                    お酒の輪が広がっています。

                    炙ったはんぺんです。

                    もう、そら豆です。

                    皆さん笑顔で和気あいあい。

                    ノドグロです。最後は海苔茶漬けでした。来月もよろしくお願いします。
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