top>活動紹介>定例会>2025年10月

日本酒の会 sake nagoya
「定例会」報告

日時:2025年10月18日(土)
場所:和彩盆 大彦(だいひこ)(名古屋市中村区名駅五丁目)
テーマ:秋の夜に飲みたいお酒
参加者:24名

 

今回のお酒(順不同)

銘柄
/ 種別
/ 使用米・精米歩合
製造
(産地)
購入
価格
(容量)
把握する
銘柄取扱店舗
参加者のコメント
田酒
/純米吟醸 秋田酒こまち
/秋田酒こまち ・ 50%
西田酒造店
(青森県)
4,380
(1.8L)
調査中 透明の酒色。白ブドウの様な甘い香りがある。しっかりした甘味とリンゴを思わせる爽やかな酸味があり、密度感を感じる。味はバランスよくまとまりつつ、辛味、苦味もあり、キリッとした飲みごたえを感じる。 9
金雀
/清酒 秋上がり
/国産米 ・ -
堀江酒場
(山口県)
-
(1.8L)
調査中 微かに濁りがある。バナナや白ブドウの様な華やかな香りがある。力強い甘味と爽やかな酸味があり、ジューシーでしっかりした味わいを感じる。甘いがダレず甘味や旨味の余韻が続く。 1
会津中将
/純米吟醸 夢の香 R5BY
/夢の香 ・ 55%
鶴乃江酒造
(福島県)
3,300
(1.8L)
調査中 透明の酒色。マスカットや桃の香りがある。程よい甘味と酸味がバランスよく配される。重くはなく、スッキリして、やさしい味わい。最後はしっかりした苦味で締めくくる。 8
千代むすび
/純米 生酛
/強力米 ・ 60%
千代むすび酒造
(鳥取県)
3,850
(1.8L)
調査中 薄い黄金色の酒色。粘性がある。シナモンの様な香りを感じる。熟成からの甘味と快い酸味がある。中盤からきれいで繊細な旨味が続き後口はすっきり終わる。はっきり渋味が感じられ熟成が待たれる。燗にしたいという意見も。 7
信州亀齢
/純米酒
/長野県産ひとごこち ・ 55%/70%
岡崎酒造
(長野県)
2,970
(1.8L)
調査中 微発泡。薄い黄緑色の酒色。フルーティな香りがある。しっかりした甘味がありながら酸味も十分で、甘い果実のよう。甘い余韻が長く続く。 6
敷嶋
/特別純米 無濾過生原酒
/玉栄 ・ 60%
伊東
(愛知県)
3,520
(1.8L)
オオタケ、 丸内酒食品、 富屋酒店 ほか 微発泡。木の様な香りがある。辛味やアルコールの刺激が口中に広がり力強い味わい。はっきりした苦味・渋味を伴う強い味わいで旨味とキレが両立する。 2
鍋島
/純米酒 白菊
/白菊 ・ 65%
富久千代酒造
(佐賀県)
3,080
(1.8L)
酒泉洞堀一 ごく薄い黄金色の酒色。微発泡。粘性がある。微かに麹の香りがある。甘味が控えめのため、酸味に目が行く。優しく穏やかな酒質ながら最後はすっきり収まっていく。水っぽいという意見も。 4

/純米吟醸
/広島県産八反錦 ・ 55%
林酒造場
(富山県)
4,290
(1.8L)
調査中 ごく薄い黄緑色の酒色。微かに麹の香りがある。良質な甘味を中心に突出したところはなく、やさしくさっぱり。コク感は少なく、余韻も短い。飲み飽きない、燗で楽しみたいという意見の一方で水っぽいという意見も。 5
三連星
/純米酒 火入れ原酒 ひやおろし
/滋賀県産吟吹雪 ・ 60%
美冨久酒造
(滋賀県)
3,080
(1.8L)
オオタケ、 吉田屋 ごく薄い黄金色の酒色。微かに木の様な香りがある。入口は辛味が強くドライで奥の方に甘味が潜む。最後は苦味・渋味を残して消えていく。燗にしたいという意見の一方で水っぽい、味が薄いという意見も。 3

(注)この評価は、単に参加者の感想を集計したものであり、他意はありませんので、ご了承ください

(コメント)

「秋の夜に飲みたいお酒」お楽しみいただけたでしょうか。秋のお酒は一火(1回火入れ)のものが多いため、新酒の特長を残しながらも少し旨味は濃いめのものが多いように思います。
さて、今年は例年に比べ夏から秋への季節の移り変わりが早く、金木犀はあっという間に終り、もう富士山初冠雪の便りが届き一気に寒くなってきました。
そして、日本酒の世界に目を移せば、秋の蔵開放のシーズンが始まりました。日々の業務に忙殺され、またインターネットを通しては世界の良いこと悪いことが私たちの耳目を奪います。しかし、秋のひと時、清々しい空気のもと蔵に足を運び今年のお酒のできを確認すること。これは酒徒だけに許されたささやかな楽しみと思います。
さて、次回の定例会は11月15日(土)18時から和彩盆大彦で。どんなお酒が登場するかお楽しみに。(T)

 


美味しいものイロイロ


お刺身4種


秋刀魚

戻る