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日本酒の会 sake nagoya 「酒蔵見学」報告(舞姫酒造)の報告

とき:2002年12月7(土)~8日(日)1泊2日
酒蔵:舞姫酒造(長野県諏訪市)
宿泊 ライムライト(長野県茅野市)

 

1日目
名古屋駅で集合

車をだしてくれたHさんありがとうございました。なんと赤いボルボで登場。あまりの格好よさに一同感激。長野県に向けて出発です。

諏訪に到着

長野といったらやはりお蕎麦。諏訪大社のそばの蕎麦やで昼食にしました。

諏訪大社 秋宮

わが国最古の神社のひとつであり、現在は産業、農業、交通安全、縁結びの神として崇められています。大しめ縄にお参りと思って本殿に近づいてみるとなんと結婚式の真っ最中。さすが縁結びの神様。

舞姫酒造で酒蔵見学

舞姫酒造は諏訪市にあり、明治28年創業。伝統的な酒造りを尊守して大吟醸、純米、本醸造、生酒、ひやおろし、にごり酒など様々な酒造りをしています。

酒蔵見学では順番に丁寧な説明をしていただけました。そして、偶然にもその日に絞りたての吟醸酒を試飲することができました。

  1. 精米

    山田錦、美山錦などのお米をお酒に合わせて精米していきます。純米大吟醸では35%になるまで精米してしまうそうです。酒蔵の中には精米されたお米が種類ごとに何袋も積んでありました。

  2. 洗米・浸漬・蒸米

    精米されたお米を水洗いし、表面に残っている糖分を除去します。その後完全な蒸米となるように、水に浸し、米粒の中心部まで水分を吸収させ、おおきな釜で米を蒸します。

  3. 麹づくり

    温度、湿度ともに完全に調整した麹室において、蒸米に種麹を植え付け、麹をつくります。この麹づくりは、神経をつかう作業であり、醸造の過程において大変重要なため、蔵人は24時間態勢でかかります。

  4. 酒母づくり

    酒母とは小ぶりのタンクに、麹、酵母、蒸米、乳酸、水を加え、清酒酵母を大量に純米培養したものです。現在では、あらかじめ乳酸を加える速醸系酒母がほとんどだそうです。おおきなタンクのなかでプクプクと泡が立って酒母ができていました。

  5. 仕込み

    酒母、麹、水、蒸米を、日を追って3回に分けて大きなタンクに入れていきます。これが醪(もろみ)となり、タンクの中で静かに発酵が行われます。この際、品温、室温の管理は厳格に行われなければなりません。特に吟醸酒は低温で時間をかけて発酵させるため、徹底した温度管理が必要となります。

  6. 上槽・貯蔵

    醪(もろみ)が十分に発酵したところで、醪を清酒と酒粕に搾り分けます。搾りたての清酒はやや炭酸ガスを含んでおり、爽やかな喉ごしと若々しい香りが漂います。その後種類により火入れ、貯蔵などを経て、出荷されます。

    偶然にもこの日は大吟醸酒が搾られており、試飲させていただきました。炭酸が抜けていないので少しすっぱいのですが、口の中に広がる米特有の甘みでおいしいものでした。

この後、店頭で試飲しながら夕食用の生酒とお土産用の純米吟醸を選びました。古酒やにごり酒も試飲させてもらいました。舞姫酒造さん本当に丁寧な説明、ありがとうございました。

露天風呂 石遊の湯

露天風呂だけの風情あるお湯。地元住人が勧めるお湯の良さ。身体がしんから温まりその日の疲れも吹っ飛んでしまうほど。

ライムライト

ようやく車山高原に到着。

お客様は私たちだけ。オーナー夫妻も交えた鍋パーティーがはじまりました。このときには舞姫酒造の生酒と蓬莱泉の生酒、オーナーが沖縄で買い付けてきた泡盛まで登場しました。

場所をカウンターに変えてワインまで飲んで気がついたら夜中の3時。オーナーと楽しい話題であっという間の1日でした。

2日目

例年より早く雪景色になっていました。朝からくるまにチェーンを巻く作業でHさん大変お疲れ様でした。ライムライトで写真を撮ってから出発。

チロルの森

雪が降ってきてしまい、園内もあまり見られないので昼食を取って温泉に向かうことに。しかしちゃっかり地ビールとソーセージは買ってしまった。

ロマネット

岡谷温泉。格好はローマ風呂でしたが赤みがかったお湯で一気にお肌すべすべ。サイコー。

地元の酒屋さんで買い物

ロマネットの帰り、偶然見つけた酒屋さん。お酒、ワインとも豊富な種類を取り扱っておられました。店員さんに地元の美味しいお酒の説明をしていただきました。

名古屋に到着

皆さん2日間お疲れ様でした。

途中雪が降って大変なこともありましたが、たくさん美味しいお酒を飲んで、温泉もよかったし、ライムライトでも時間を忘れて楽しいおしゃべりができたし。本当に実りある旅でした。

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