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日本酒の会 sake nagoya 「酒蔵見学」合宿(京都・伏見)の報告

とき:2012年3月24(土)~25(日)
酒蔵:齊藤酒造(京都市伏見区横大路三栖山城屋敷町105)を中心に
ウェスティン都ホテル京都 『地酒フェスタ~京の地酒とうまいもん~』

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北川本家の先には橋があり、齊藤酒造は橋を渡った先にある。
橋の下は水量の多い川が流れている。
水量が多く自然の川ではなさそうで、想像通り琵琶湖の疎水だった。

北川本家の先には橋

橋を渡ると、橋の袂に碑が建てられている。
伏見は酒処であるが、日本の歴史の街でもある。歩けば歴史に出逢うのが、伏見が都である所以である。

碑

碑の横の銘板には、説明書きがある。
『坂本龍馬、避難の材木小屋跡
慶応2(1866)年1月24日未明、薩長同盟を締結した坂本龍馬が、長州藩の三吉慎蔵と寺田屋に潜んでいるところを伏見奉行配下の役人に取り囲まれました。風呂場にいたお龍が、不穏な気配を察知して2階の龍馬に危機を告」げたので、龍馬はピストルで応戦。三吉は槍を構えて戦いましたが乱闘になり、龍馬は両手首を切られてしまいます。
負傷した龍馬を肩に掛け、裏口の物置を抜けて、隣家の戸を破り小路に出て逃走した三吉は途中の寺に探索者がいるのに気付き、方向転換して川端の材木小屋を見つけて密かに忍び込み、龍馬をその小屋に置いて濠川沿いの伏見薩摩藩邸に駆け込みました。
この事件の顛末の詳細は「三吉」慎蔵日記に記されており、龍馬が潜んだとされる西浜の材木小屋は濠川の左岸南方にあったといわれています。
藩邸へはすでにお龍が知らせていたので、藩邸の留守居役の大山彦八は薩摩藩の旗印を掲げた船を出して龍馬を無事救助しました。龍馬の傷は深く、静脈も傷つき、翌日まで出血が止まらなかったと龍馬の手紙にも記されています。龍馬とお龍は1月29日まで伏見薩摩藩邸に滞在し、約1ヶ月後に西郷隆盛らとともに薩摩藩の蒸気船三邦丸に乗船し鹿児島へ向かい、傷の治療をかねて霧島温泉に向かいます。これが、後に日本で最初の新婚旅行といわれています。

伏見観光協会
(社)伏見納税協会 青年部会
平成21年12月 建立』

碑の横の銘板

 

【齊藤酒造蔵見学】

橋の上から左前方に齊藤酒造の建物が目に入った。

齊藤酒造は、全国新酒鑑評会において平成10年より14年連続で金賞を受賞している蔵である。全国の蔵が1度は金賞を獲りたいと思っている名誉ある賞を14年連続している稀有の蔵である。
今年は出来が良かったので受賞したというのが普通だが、齊藤酒造は毎年受賞している。と言うことは、出来が良いかどうか運に任せているのではなく、毎年出来が良い状態にする技術力を持っていると考えられる。しかも、最近4年間は山田錦ではなく、京都の地産酒米である「祝(いわい)」を使って受賞している。連続受賞は来年度も連続することだろう。

愛知県酒造組合の杜氏さん達は毎年酒造年度の初めに松尾大社に参拝を行なっているが、先年、齊藤酒造を訪問し蔵見学を行った。それ程の蔵である。

齊藤酒造の建物

道路から左に、マンションの横の通路を入ると、蔵開きの幟が立てられていた。
目的地に到着である。

蔵開きの幟

<各種催し>

今日は、太陽が出ていないので寒いが、入り口ではアイスが売られている。
その隣では、伏見の蔵を紹介した本を販売している。

アイス売り場

受付で1セット1,000円の金券を購入する。
蔵のイベントはすべてこの金券でサービスを受ける仕組みだ。

1,000円の金券

しぼりたて生原酒無料サービス券が添付されているので、これは振る舞いだ。

振る舞い酒

焼き鳥、豚串、ネギまなど。1本100円は金券1枚と交換。

焼き鳥、豚串、ネギまなど。

 

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